日記

2022-11-22 22:22:00

「義母さんがくれた人生で一番おいしい焼き芋」

私には息子が2人います。
この事業をはじめようとしたときに周囲からはたくさんの厳しい意見もいただきました。

まだこども小さいでしょ。
今は子育てに専念しなきゃね。

私もどこかでそうすべきだ、そうしなければいけないんだと
自分に言い聞かせていました。

こどもはもちろんかわいい。
自分の命よりも大切。
健康に生まれてくれ、元気に学校や保育園にいき
一緒にご飯をたべ、お風呂に入り、眠る。
こういう当たり前の日常がどんなに幸せなのかもわかっていました。

だけど、介護の仕事をしていて
いつもかつての祖母の介護をしていた時の後悔が私をおそってくるたびに
「今しなくて、いつする?私を必要をしている人がいるのに。」
そういう気持ちが大きくなりました。

もしかしたら、私がいいようにこどもたちを納得させてしまっているのかもしれないけど
こどもたちに夢を全力で追う姿を見せながらの子育てだっていいじゃないかと思うようになってきました。

そして私は覚悟をもって
2022年の4月に事業をはじめることに決めたのです。

だからこそ、
こどものやりたいことも思い切り応援する
できないことをこどものせいにしない
こどもや夫に感謝の気持ちを持ち続ける

この3つを自分との約束にしています。

事業をはじめてからあわただしい日はやっぱりあって。
義母さんにこどもたちをお願いすることも沢山でてきました。

義母はいつでも
「いいよ。いっておいで」と
私を見送ってくれます。

疲れてこどもを迎えにいったときも
そっと手を差し出し
私が手を出すと
あったかい、アルミホイルにつつまれた焼き芋を渡してくれました。
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義母はそういう人です。

「ありがとう、お義母さん。」
「あったかいうちに食べな。」
そういって渡してくれた焼き芋を
私は息子たちを後ろにのせ涙ぐみながら食べました。

夫を選んだときと同じあたたかさを義母からも沢山感じます。

夫や義母が私にくれる愛情を
私が今度はこどもたちや
関わって下さるすべての方へ少しずつ循環させていけたらいいなと思います。

甘くておいしい
焼き芋。
人生の中で一番おいしく感じました。
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2022-11-21 03:33:00

「今までみれなかったばあちゃんの姿が見れてうれしい」

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週に一度お邪魔しているおばあちゃんとナス味噌を作っているところです。
普段はほとんど料理をすることもなく、
お部屋にあるベットで寝たり起きたり、テレビを見たりしながら過ごされています。

少しずつ関わりを持たせていただく中で徐々に
Aさんにできることを探りながら負担にならないように
お願いしていくことを考えていました。

Aさんはとてもやさしい方で、一緒にすんでいる息子さんのことをいつも心配されていました。
そして、数年前に亡くなった旦那様が作った野菜いためがすごくおいしくて、毎日作ってくれてた
という話を何回もしてくれていました。まだまだ、できることが沢山あると感じていたので
Aさんに味見をお願いするところから少しずつ台所へ足を運んでもらう機会を増やしていきました。

そして、この日
Aさんは自分で焼きナスを作ってくれました。
味つけは私と2人で調整しながら。
いつもより何十倍もおいしく感じました。
それは、私ではなくずっとこの台所で家族のために
食事を作っていたAさんの日常が少しだけ戻った瞬間を見れたからです。

娘さんに、lineで一緒に料理をしたこととこの写真を送りました。
すると娘さんから
「いくみさんが関わってくれて、今までみれなかったばあちゃんの姿が見れてうれしい」
というお言葉をいただけました。
私がしたいサービスはまさにこういうことなんです。

私は大好きな祖母を自分が思うようにみれなかった後悔があります。
でも、祖母のころは本当に本当に大切で大好きだった。
それなのに、私は祖母に対しての後悔ばかりが残ってしまいました。

だからこそ、今目の前の大切な家族を大切にしたいという想いがあるご家族の方へ
老いても、その方の心はずっと誰かの役に立ちたかったり、やりたいことがあるという
当事者の想いにとことん寄り添いぬくサービスであり続けようと改めて誓った日でした。

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2022-11-20 14:18:00

一緒に植物の観察

だいぶ朝晩は冷え込んできましたが
みなさん体調等くずされていませんか?

この金のなるき
訪問で行かせていただいているおばあちゃんの玄関にあります。

当初この木は葉っぱがしょぼしょぼになり、
「水をちょーだい!!!
私喉がかわいたわ!!!」
と私を見てうったえまくっていました。

私はAさんにお話しをして
「これからは、一緒に水やりを順番にしましょう。」
そう提案しました。
木の下を見ると
落花生の殻や、ごみが捨ててありました。
おそらく、認知症の症状により植物かなんなのかがわからなくなってしまう日があるのだと思います。

水をたっぷり上げた翌週。
再びかねのなる木をみると
見違えるほど元気になっていました。

「Aさん!!みて!!すごい元気になりましたね(^^)/」
Aさんもうれしそうな顔で
「ね。さんざんほっといたから。今度は伊藤さんと一緒にやるから大丈夫と思うよ。」
といってくれました。

認知症は時間帯や季節の代わり目で症状の出方がかなり変動する病気です。
悪くなったときだけをみてその方のできること、できないことの判断をするのは間違った判断になってしまい
その方の心を閉ざしてしまう原因にもなるので、長い目でその方と関わることが大切だと思います。

来週もたのしみです。

Aさん。ありがとうございました。

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2022-10-20 11:57:00

ユニバーサルツーリズム勉強会 IN富士見高原リゾート

諏訪にはいいところがいっぱいある。
その前に信州は自然豊かで本当にいいところ。
美しい景色
おいしい空気
豊かな食材
そして何より人も優しい


もうすう十年前のこと。
私は大学を卒業し諏訪地域に就職がきまっていた。
今での思い出す懐かしくてすこしさみしくなる思い出。

思い出をつくろうと私は姉と祖母と高遠の桜をみにいった。
高遠の桜は丘の上。臨時の駐車場に車をとめて
バスに乗り換え公園の入り口付近までつれていってもらった。

祖母はそのころ心臓が弱ってきており
沢山歩いたりすると息切れするようになっていた。
簡単な気持ちで当たり前のように桜のところまで歩いていける祖母を想像して
私たちは旅にでたのである。

でも・・・・
バスをおりて30メートルほど歩いたところで祖母の足はとまった。
表情はくらく
「どうした?」
そう聞く私に
「おばあちゃん、えらくて(しんどくての意味)もう行けない。」そういった。
私は以外な言葉に驚いた。
でも、今となると祖母の体のことをきちんと見れていなかったともいえる。

そして私たちは桜をみることをあきめて
再び駐車場に戻ってきた。

楽しいはずの思い出が申し訳なさと
なんだかさみしいような、切ない気持ちがこみあげてきた。

春になり高遠の桜を見るといつもその日のことを思い出す。

私も
姉も
そして
おばあちゃんも

「無理」

簡単にそう思ってしまった。

知らないってそういうことなんだ。

沢山の人に
知恵をかりて
体が不自由であっても

いきたい

堂々といっていい。
それが少し誰かの手をかりることであっても
いきたい気持ちがかなった先に
笑顔がみれたり
そのときしか作れないかけがえのない思い出となるのだ。

諏訪はいいところだ。
あの頃より今はもっともっとよくなった。
諏訪の福祉の観光を支える上でユニサポの存在の大きさをずっと感じていた。

あきらめることなんてないよ。
大丈夫できるよ。

ユニサポの牛山さんや古村さんと話していると
本当にそうなっていく。

10月17日の火曜日
雨予報のこの日。
古村さんご招待で
ユニサポの研修に参加した。

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車いすユーザーのMさんや
伊那で地域おこし協力隊をしている方や観光業に携わっている方と合流させていただき、
一緒にJINRIKI体験をしたり、Mさんのうれしそうな表情を間近で感じさせてもらった。

研修後
できないと決めつけていたのは私自身だったのかもしれないと思った。

Mさんの笑顔がすごく心に残った。
私たちが諦めてどうすると改めて思う。

もっと諏訪地域を
障がいに関係なく誰もが安心して過ごせる場所を増やしていく支えに
私も少しでもなっていけたらいいなと思っている。

今祖母がいきていたら
間違いなく
高遠の桜を前に写真をとって微笑んでいただろう。

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2022-10-16 20:24:00

母からの電話で・・・

「郁美~お母さんだけど。あんた、これんずら~?(山梨の方言)。」
とよく電話がきます。


母には5日ほど前に会っていて
実家がある山梨にも家族みんなで先週いったばかり。


「うーーーん。ちょっといそがしくていけないな。
また、行けるときにいくから。」ちょっとだけ語尾が強くなってしまった。

内心私はイライラしてしまう。
ちょうど夕飯のつくっている時間帯だったり
朝のこどもたちの送り出しの時間だったり
母はすごくタイミングが悪い。

きわめつけに、「今ちょうどこどもたちを送っていくところだから。」とふんわり
今は忙しい時間であるということを伝えているにも関わらず
話はじめるのが母なのだ。

それもずっと昔からかわらない。
母はさみしがり屋なのもしっている。

行けるときにいくからといって電話をきってしまった後に
いつも少しだけ胸のあたりがざわざわする。

もしあした 母が急に死んでしまったとしたら
私はすごく今日のことを後悔するだろうし
なんであの時にもっとちゃんとに話をきいてあげたりとか
いつだったら行けるかとか具体的な話をしなかったんだろうとか。

そしてフリーランスの介護士として事業をおこしてから
一人暮らしのお年寄りとお話をして
そのさみしさを聞いて、私と過ごす時間で少しでも気持ちが和らいでくれたらと
思っているのに。

「娘がいても、嫁にいってしまえばなかなか会えないし、来てほしくても言えないんだよね。
娘には娘の生活があるから・・・」とそう話していたAさんの顔が思い浮かんだ。

Aさんの顔と母の顔が順番に浮かんだ。
つい最近あっていたった母は日々さみしさを我慢しているのだろう。
寂しがり屋の母だからこそ
その我慢は人の何倍にも感じるかもしれない。

なるべく時間があるときは
父や母に連絡をしたり
父や母と過ごす時間を最初にとっておこうと思った。

うざったく電話を切れること自体
本当はありがたくて幸せなことなんだ。

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実家
からみえる富士山
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