日記
第49回国際福祉機器展その②
国際展示場の中はめちゃくちゃ広い。
一日で全部のブースをみるのは到底無理。
なので、ぶらぶら行き当たりばったりで
「なんだ?これは!!」という商品のところへ行き
営業の方と話すスタイルをいつもとっている。
TOTOのあと私が目の目にとびこんできたのはこのテーブル!!
わーーーすごい。繋がっているテーブルなのに
一つ一つのテーブルの高さを変えることができるようになっている。
これは介護士をしている方ならみんなが経験したことがある
「介護あるある」話になると思うのだが・・・
おとしよりが車いすにのっている場合。
規定の高さのテーブルの場合そのまま車いすをテーブルにいれようとすると
「ごつっ!!」
膝があたってしまったり
指を挟んでしまったりすることは珍しくない。
これなら体形に合わせて誰にとっても使いやすいデザインだなと感激した。
あー不便だな・・・・
そういうふうに思っているところにこそ変化するべきであり
チャンスだということは頭ではわかっているのだが。
こうやって商品になっているものを見ると
世の中には頭がいい人が沢山いるなとしみじみする。
そして、お客様の相談にのる時にも
福祉機器展に参加していると
自分の視野がぐぐっと広がることがわかる。
これからも勉強し続けていきたいと思います。
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第49回国際福祉機器展へいってきました その①
今年もいってきました!!!
田舎者の私は都会に行くの一苦労。唯一無理をしてでも毎年参加して勉強したいる展示会です。
気が付いたら今年で5回目くらいになるかな?
今年は日頃からお世話になっているプロの漫画家あかりさんの漫画が
TOTOの動かせる全自動のポータブルトイレの説明をわかりやすくみなさんに伝えるための
ストーリーの漫画に選ばれたということで一緒に行かせていただくことに。
いつもは、一人で大きな会場をぐるぐるという感じでしたが今年はあかりさんと一緒だったので
とにかく楽しかった。
あかりさんの漫画です。このストーリーの通り一般の水洗トイレがなんと!!!
ポータブルトイレのようにベット横に動かせるんです。あかりさんの漫画が
余計に使い方のイメージを際立たしてくれていますね。
長く介護の仕事にたずわっているものの、こんなあったらいいな!!の商品が
あったとは・・・!!!
ポータブルトイレは軽く、購入するにも値段は安く導入しやすい利点がある
一方で
軽いから故に転倒の危険がともなったり、排泄物の処理の手間や匂いの問題があります。
これは本当に介護する人にとっても当事者にとっても
ストレスを軽減できるアイテムだと思いました。
興奮がとまらない時間でした。
「あー、、、もうやだ。あったらいいな。でもないよな~」
とあきらめそうになったときは
そばにいる誰かに自分の気持ちを打ち明けてみてください。
世の中には素晴らしい商品が知らないだけで沢山ありますよ。
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衣類についたおしっこの匂い
介護をしていると介護度があがるにつれて
排泄の問題がでてきます。
排泄が自分でできるかできないかで、介護者の心理的な負担もかなり違います。
排泄に失敗することがおおくなると
洗濯ものの量も回数もこれまでの倍以上になることがほとんど。
1日の中で3回洗濯機を回すということは言葉で聞く以上に大変なことです。
特に大人の尿の匂いはアンモニア臭が強く寒い信州では匂いが部屋中に充満してしまい
部屋をあけると尿の匂いがしてそれだけでも気が滅入ってしまうことも少なくありません。
今日、お世話になっている株式会社和が家で岡谷市と協同の家庭介護者支援事業の介護カフェの中で
丁度排泄の話題になりました。
洗濯ものの量の他、汚れてしまった衣類をどうしているかという質問がでました。
私たち介護のプロは当たり前にお湯で洗ってワイドハイター等に30分ほどつけた後洗濯機で洗っているのですが
ご家族にとってはそういった小さな解決方法もわからず悩んでいることが多いことに気が付きました。
その1 お湯であらい、ワイドハイターにつけ、洗濯をする
その2 重曹を適量お湯に溶かしそこに衣類をつけておく
こういった方法をためしてみると匂いがいつもより軽減されます。
そして、尿もれの問題は毎日のことですので一人で悩まずに小さな悩みのうちから
近くにいる介護のプロ、もしくは、介護用品を取り扱うお店等の販売員さんに相談してみてくださいね。
もちろん、パーソナル介護士伊藤も相談にのります。
080-1046-4244
伊那中学校 探究教育講師
今日は伊那中学校の文化祭泉が丘祭「探究の時間(マインクエスト)」
の講師として行ってきました。
私は「俺と親父の認知症ライフ」
というカードゲームをつかいながら
介護の疑似体験をしてもらうブースを担当しました。
最初にこどもたちに
「介護ってどんなイメージ?」と質問を投げかけました。
するとこどもたちから
「大変そう、マイナスなイメージが多い、あまりわからない・・・」
という言葉が聞かれました。
そしてカードゲームで自分の親父が認知症になっていくことと疑似体験していきます。
夏でも厚着をしたり、車が傷だらけになったり・・・・
ところどころでストップマスがありそこでは
介護保険の申請や
施設入所や
看取りケア等
様々なイベントごとに考えておいた方がいいポイントを抑えられます。
最期は、幸せポイントが一番高い人の優勝。
幸せポイントは、家族のかかわりや専門職との連携を沢山とった時に加算されていきます。
笑いながら、時に真剣に悩みながら、あっというまの1時間。
終了後
〇人に手伝ってもらうこと介護される人も幸せになれるのかも
〇大変なことだけではないんだと思った
〇介護は自分も幸せになることができる仕事なんどと思った
〇ためすぎないでいくことが大切だとしれた
そんな感想を聞き
有意義な時間だったことを感じることが私もできました。
介護は尊いしごとだと私は思っています。
これからも、こどもたちにマイナスではなく
プラスのイメージをもってもらえるように
こどもたちへ伝える活動も続けていきたいと思います。
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寄り添いぬくこと
今日はとてもうれしいことがありました。
週に1度お手伝いさせていただいている
和が家さんの訪問介護の同僚からの言葉です。
Kさんという入浴介助でお手伝いさせているお宅があります。
その方は入浴を週に1度かいご保険を利用して入られているのですが
体調や心の状態が思わしくない日が多くあり
入浴されたくない気持ちになることが多いそうです。
私がKさんに関わらせていただいたのは2回目。
Kさんのお宅にいき、2回目のご挨拶をして
体温と血圧測定をさせていただきました。
今日はどうやら入浴したくないご様子で
胸あたりをおさえ
「ここがぎゅーと苦しくなりんだよね。今日は無理だと思う。」
そんな言葉を口にしました。
私はバイタル測定をしながら
「心筋梗塞等、病気が隠れていることもあるのでやめときましょうね。」
といいました。これまでの経験から、Kさんが気持ちで入りたくないのがわかりました。
血圧も、体温も、酸素濃度も安定しています。
顔色も悪くなく、食欲も普段とかわらないと奥さんから聞きました。
なのであえて私は
「入るのやめましょう。お風呂入らないくてもしがないから大丈夫。
私もめんどくさいひありますしね。(笑)」
という会話をしました。
Kさんは目が見えません。でも、やめましょうの一言で表情がゆるんだのがわかりました。
次のステップとして
「せっかくきたので、体だけふいて、お風呂場で足浴だけしませんか?」と提案。
するとKさんは
「それなら楽だね。」とお風呂場へ歩いていきご自分で衣類を脱いでくれました。
そのときも
「寒いので上はきたまま。足だけあたためましょう。」と伝えます。
足があたたまってきたら今度はKさんが
「やっぱりせっかくだから入ろうかな。痛みもなくなってきた。」と。
私は心の中でガッツポーズ。
そうなんです。
入りたくないとおもっている方に
入りましょう、入りましょうといってしまったら余計に入りたくなくなります。
特にお年寄はその日の天気や体調によっても入浴ぐらい入らなくても死にやせんと
思っている方は沢山います。
とことん、寄り添いぬいた先に
自分の意思で入りたいという気持ちがわきでてくるものなんですよね。
なかなか、入浴されないその方とのやりとりを聞いて
同僚から「どうやったら入浴してもらえたのか、教えてほしい。」と
嬉しい言葉を頂けました。
とことん寄り添いぬく
目が見えない方であっても
その方の目をみて視線を合わせてお話する
自分だったらどんな風にかかわってほしいのか
単純なことを丁寧にすることに尽きると思います。
そんな風にいっていただけて介護の仕事の楽しさを感じた日になりました。
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