日記

2022-10-16 20:24:00

母からの電話で・・・

「郁美~お母さんだけど。あんた、これんずら~?(山梨の方言)。」
とよく電話がきます。


母には5日ほど前に会っていて
実家がある山梨にも家族みんなで先週いったばかり。


「うーーーん。ちょっといそがしくていけないな。
また、行けるときにいくから。」ちょっとだけ語尾が強くなってしまった。

内心私はイライラしてしまう。
ちょうど夕飯のつくっている時間帯だったり
朝のこどもたちの送り出しの時間だったり
母はすごくタイミングが悪い。

きわめつけに、「今ちょうどこどもたちを送っていくところだから。」とふんわり
今は忙しい時間であるということを伝えているにも関わらず
話はじめるのが母なのだ。

それもずっと昔からかわらない。
母はさみしがり屋なのもしっている。

行けるときにいくからといって電話をきってしまった後に
いつも少しだけ胸のあたりがざわざわする。

もしあした 母が急に死んでしまったとしたら
私はすごく今日のことを後悔するだろうし
なんであの時にもっとちゃんとに話をきいてあげたりとか
いつだったら行けるかとか具体的な話をしなかったんだろうとか。

そしてフリーランスの介護士として事業をおこしてから
一人暮らしのお年寄りとお話をして
そのさみしさを聞いて、私と過ごす時間で少しでも気持ちが和らいでくれたらと
思っているのに。

「娘がいても、嫁にいってしまえばなかなか会えないし、来てほしくても言えないんだよね。
娘には娘の生活があるから・・・」とそう話していたAさんの顔が思い浮かんだ。

Aさんの顔と母の顔が順番に浮かんだ。
つい最近あっていたった母は日々さみしさを我慢しているのだろう。
寂しがり屋の母だからこそ
その我慢は人の何倍にも感じるかもしれない。

なるべく時間があるときは
父や母に連絡をしたり
父や母と過ごす時間を最初にとっておこうと思った。

うざったく電話を切れること自体
本当はありがたくて幸せなことなんだ。

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