日記

2022-11-21 03:33:00

「今までみれなかったばあちゃんの姿が見れてうれしい」

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週に一度お邪魔しているおばあちゃんとナス味噌を作っているところです。
普段はほとんど料理をすることもなく、
お部屋にあるベットで寝たり起きたり、テレビを見たりしながら過ごされています。

少しずつ関わりを持たせていただく中で徐々に
Aさんにできることを探りながら負担にならないように
お願いしていくことを考えていました。

Aさんはとてもやさしい方で、一緒にすんでいる息子さんのことをいつも心配されていました。
そして、数年前に亡くなった旦那様が作った野菜いためがすごくおいしくて、毎日作ってくれてた
という話を何回もしてくれていました。まだまだ、できることが沢山あると感じていたので
Aさんに味見をお願いするところから少しずつ台所へ足を運んでもらう機会を増やしていきました。

そして、この日
Aさんは自分で焼きナスを作ってくれました。
味つけは私と2人で調整しながら。
いつもより何十倍もおいしく感じました。
それは、私ではなくずっとこの台所で家族のために
食事を作っていたAさんの日常が少しだけ戻った瞬間を見れたからです。

娘さんに、lineで一緒に料理をしたこととこの写真を送りました。
すると娘さんから
「いくみさんが関わってくれて、今までみれなかったばあちゃんの姿が見れてうれしい」
というお言葉をいただけました。
私がしたいサービスはまさにこういうことなんです。

私は大好きな祖母を自分が思うようにみれなかった後悔があります。
でも、祖母のころは本当に本当に大切で大好きだった。
それなのに、私は祖母に対しての後悔ばかりが残ってしまいました。

だからこそ、今目の前の大切な家族を大切にしたいという想いがあるご家族の方へ
老いても、その方の心はずっと誰かの役に立ちたかったり、やりたいことがあるという
当事者の想いにとことん寄り添いぬくサービスであり続けようと改めて誓った日でした。

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2022-09-27 04:19:00

時分に合ったパットやリハビリパンツを使おう。

〇家族構成

お父さん
お母さん
2人暮らし

〇悩み

お父さんのパットから排尿が横漏れしてしまう


先日お邪魔したお宅で、お母さんが
「毎日横からもれちゃって大変!!!」
という言葉をききました。

この言葉は実はすごく介護疲れしている可能性を秘めています。
高齢になると洗濯するのってすごく大仕事なんです。
お母さんもお父さんも高齢のこのお二人にとって
それは多分一大事!
大変と言葉にしてくれたその時にただ聞くだけではなく
その時にできることをまず考えていく必要があります。

お父さんも
「夜中に目さめちまうし、冷たいしまた寝ようとしても寝れないしやなもんだよ。」
と話していました。

お父さんとお母さんの話をきいて私はその大変さが痛いほどわかりました。
私の祖母も排尿のことでは長い間悩んでいたからです。
介護をはじめて5年たったころ、祖母は排尿バルーンという管をいれていました。
大人の排尿はこどもに比べ匂いが強いです。
特に時間がたった尿はアンモニアの匂いが強くなり
家中が尿の匂いになったりもします。
ご家族にとっても、ご本人にとっても
尿もれは深刻な問題になるのです。

私はサービスの前にお父さんのはいているリハビリパンツをみせていただきました。
お父さんは細身体形。でも、そのときはいていたのはLサイズ。
それから、リハビリパンツの横についているギャザーという尿もれをふせぐ機能をはたす
ものがあるのですがそれが、しっかり開いていないまま履いていました。

まず
①本人にあったサイズを選ぶ
②リハビリパンツを選ぶときは介護用品を扱っているお店で販売員に相談する
③リハビリパンツの機能をしっかり理解した上で履いてもらう
④メーカーによって厚さにもかなり違いがあることを知っておく
⑤介護度と年間で購入するオムツの金額によって各市町村で補助金がある場合がある

以上の点をお伝えしました。

「へーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
はじめてきいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

と驚かれていました。

私たち介護のプロにとっては当たり前のことでも
長年介護されているご家族は当たり前になりすぎて
聞けなかったり、問題自体に気づいていなかったりすることも沢山あるんですよね。
小さな変化にいつも敏感でいようと思います。

そういった小さな困りごとの相談は無料で受け付けておりますので
お気軽にお問合せくださいね(^^♪

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2022-09-15 08:31:00

「話」がしたい


今回の依頼はお客様が昔大変お世話になった方なので
「楽しい時間」をプレゼントしたいという依頼で、いってきました。

1人暮らし

男性

93歳

のAさん


血圧が高いくらいでこれといった持病もなくお元気に暮らしています。
介護認定は要支援1で週に一度訪問介護にてお掃除のお願いをしているそうです。

普段は自転車にのり自分で買い物に行かれたり
近くに住んでいる友人の車でドライブにいったりされているそうです。

Aさんは旅行が好きで元気だったころは日本中を自分の車で観光していたとか。

Aさんはにこやかに迎えてくれました。
「Aさん、こんにちは。おじゃまします。」
そういうと
「さぁ、入って。」と気さくにいってくれました。

お互いに自己紹介をして
その中でAさんはどんなことに興味があり、どんなことが得意なのか探っていきます。
事前に旅行が好きだといっていたのでその話題にももちろん触れて、そこを深堀します。
表情をみていると、顔の筋肉がゆるむ瞬間があります。それから、少し体が前のめりになったり
目が大きくなったときはチャンス!!!

「どんなところにいかれたんですか?」
「おひとりで?」
「どこが一番素敵でしたか?」

そうやって一つの話題を深堀りするとその方の価値観が見えていきます。

「俺は一人で気楽に生きてきたから。まわりに気を遣う旅行は嫌い。
一人で好きなように好きなとこに行ってたんだよな。」

その言葉でAさんは自由で決まったことが嫌いな人ということが見えてきます。

「いろんなとこに行ってきたから、少しは若い人に話ができるかもね。」
その言葉から、話をしたい!役にたてる知識が俺にはある!と思っていることがわかります。

私はこの日、とことん話をすることに決めました。
Aさんが旅した先での思い出を
目の前にその光景が浮かぶくらい、心から聞こうと決めました。

Aさんは、話をとめることなくあふれてくる思い出を沢山聞かせてくれました。
そして話し終わった後にこういったんです。

「俺、いつも掃除にきてもらってるだろ。でも、掃除なんか本当はどっちでもいいんだよな。ちょっと掃除してもらって、それでいいんだよな。
話たいんだよね。本当はこうやって話すことが一番したいこと(笑)」

といって笑っていました。

介護保険はその方の生活を維持するために必要不可欠なもの。
一方で私が寄り添いたい部分は世間でいうニッチな部分なのかもしれない。

でも、その時間こそがその人の生きる力に変わるんだと
改めて感じた1時間でした。

(投稿日とサービス提供日は異なります)
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