パーソナル介護士

「本当の家族にはなれないけど。」

若い頃はいつも2人で
お墓参りに行っていたと
話てくれたK様

高齢になり足腰が弱く
なり急坂にあるお墓にいくことは
もう諦めていると。。。

時折、家の仏壇にお花を
買ってきてほしいと頼まれたこともあり
ご先祖様を大切にされていると
感じていました

お盆ですし
よかったら行きますか？

そういうと表情が明るくなった
お花をあそこでかって
線香は足りるかな途端に
自然に足と頭が動きだす

いつもと違う場所に行くことは
それだけでも
体と頭を使うし
活発になる

行きたくても
そもそもとっくに
諦めている場合と
こんなことは
頼んではいけないと
気遣いから言葉に出さない
お年寄りも多い

私はこれをサービスにしていて
中にはお年寄りを商売にとか
これからはお年寄りだよねと
悪気なくいう方もいて
気持ちが萎えることもあったりする

だけど自信を持っていえる

私は自分が介護をしてるときに
必要なサービスをつくった

だから絶対に必要な人は
いるし
そのかわり絶対に
手抜きはしないと覚悟をもって
このサービスをはじめた

そして私の心にはいつも
大好きなおばあちゃんがいて
泣きそうなおばあちゃんの顔を
いつも敢えて思い出す様にしている

どんな人と
一緒に過ごしたいか？
誰でも気持ちが
満たされるわけではないと思う

それは同じ時間を過ごす中で
お客様が実感し
その価値を感じてくれた方が
対価を払って下さる

そうすることで
質もどんどんあがっていく

お墓まいりの帰り道に
お父様から
「中華でも食べていこうか」と
行ってくれた

一皿の冷やし中華を
お父様、お母様が2人で食べ
私はキムチ炒飯を頼み
お二人がかたくてかみきれない
中華クラゲは私のお皿へのせ
「食べて」と差し出してくれた

本当の家族にはなれないけど
それでも家族の様に安心できる
お守りの様な人に
少しの時間でもなれていたら
嬉しいと思った

ご家族の皆さんに
大切にしていただき
こういう時間を過ごせることに
感謝があふれ
胸がいっぱいになった日だった

2023.８月吉日

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