日記
2024-03-31 08:00:00
「キャラメル」
『キャラメル』
まだ数日前に病院のベットの上で
手を振って別れたHさん。
「もう暖かくなってきたし
そろそろ退院するよ。
帰ったら、ラーメンを食べに行こうね。
楽しみ」
「そうしましょうね。
じゃぁ、また連絡待ってます。」
笑顔でさよならをして病室を去った。
翌々朝、担当のケアマネさんから
電話がきた。
「急なことでしたが、亡くなりました。」と
ほんの数日前に
退院後のために部屋の中をきれいにして
一緒に鏡に合わせて選んだ黄緑色のベストを
届けたばかりだった。
「これ、やっぱり買ってよかった。
軽くてあたたかい。」
最後は2人で病院の売店にいき
春色の靴下を買った。
帰り際にキャラメルを手渡してくれた。
今日天国にのぼるHさんに
最期のお別れをしに向かった。
いただいたキャラメルを舐めながら
2人で話した他愛もない話を
思い出した。
一緒に選んだCD、洋服、食材
すべてに
こだわりを最後までもち
ちょっとだけワガママで
まわりをふりまわしちゃうときもあったけど
介護が必要になっても
介護される人ではなく
Hさんらしく暮らしたHさん
私にはワガママとは思えず
いつも心の中でいいね!をしてた。
火葬場の外に出たら
すごい突風が吹いた。
空をみたらHさんが好きな太陽の陽が
顔をだすとこだった。
さよならをお客様とする機会が
多くなってきた
後悔しないことはないけど
それでも一緒に過ごす時間が
少しでも楽しくて
価値がある時間となる様に
これからもサービスの価値を
磨いていこうと誓った
2024.3.31
#岡谷市
#介護相談
#パーソナル介護士
#介護保険
#介護
#認知症
#自費サービス
#介護保険外サービス
#中村区
#中屋区
#長地
#困りごと
#ケアマネ
#介護福祉士